あれとか逸れとか

かわいいの基はかっこいいである

推しじゃないアイドルが卒業発表した ~好きってなんじゃらほい~

 

 

 

さて、私はライトオタクである。

さらに言うとハロープロジェクト所属8人組アイドルグループ「Juice=Juice(以下。ジュース)」のゆるふわオタクであり、推しメンはリーダーの宮崎由加ちゃんである。(サムネのお方)

 


Juice=Juice - SEXY SEXY (Close-Up Ver.)

 

どれだけジュースが最高で最強でかっこよくてかわいいかという話はまたいつかするとして、切羽詰まっている。切羽詰まっているという表現が適切か分からないが何かに焦っている。

(10月29日に日本武道館公演を成功させたよ。多分DVD出るからぜひチェックしてください*1

 

 

 

 

 

昨日(2018/11/3)、2期メンバーの梁川奈々美ちゃんがグループからの卒業と芸能界引退を発表した。

(ちなみに彼女は「カントリー・ガールズ」というグループと兼任している。カントリーも最強に愛くるしくて幸せな5人組グループ)


アプカミ ミュージックデリバリー カントリー・ガールズ 配信曲紹介

 

 

 

 

 

 

 

実は彼女について私が話せることはほとんどない。

カントリーの「やなふな」のときから知っていはいたけど。

初めはオタマロみたいで年齢のわりに如才ないトークかまして、ジュースに加入してからはリーダーを始めとするお姉さんたちとメキメキ成長している、くらいか。

 

 

 

 

 

だから彼女がどれだけ努力家で思慮深く、あらゆることに誠実である強さや多くの人から愛される愛嬌をもっているか、については彼女を、彼女たちをずっと見ていて豊富な語彙力を持っている方に譲るとして、ここでは私を揺さぶる焦りについて考えたい。*2

 

 

 

 

ここ一年ほどハロープロジェクト内で卒業を選択するアイドルが多い。

 

卒業するとは=アイドルでは無くなるということであり、当然ながらオタクはアイドルであるその人を応援することは出来なくなるということである。

俳優に、歌手にと次のステップを踏む者がいる一方で、卒業と同時に芸能界引退を選択する者も多い。

 

そうすれば当然応援するわけにはいかないし、ほとんど見る可能性もゼロである。

(当たり前だが、卒業を否定したいわけでも卒業を決意した彼女たちを責めたいわけでもない)

 

そもそも「卒業」という言葉があるように、アイドルはアイドルを「卒業」していく。アイドルとはそもそも限定的なものなのだ。

 

極めて学校の卒業式に似た構図で送る者と送られる者が対比され、卒業メンバーは残すものへと言葉をかけて舞台を降りる。

最近そんな場面を何度も目にしてきた気がする。

 

 

オタクにとって卒業とは次を見据えた彼女たちへの祝福や、これまでの感謝を伝える機会である(見えなくなるのは死ぬほどつらいけど)

当人からすれば未来への輝かしい一歩であろう(であってほしい)

 

 

卒業するアイドルが増えたのは、その分「次」を見つけやすくなったからとも考えられる。

 

傲慢にも「アイドルをするために人生を生きるのではなく、彼女たちの思う人生をいきるためにアイドルをしてほしい。」

なんて思っているんだったら、「卒業しやすい」アイドルはまさしくアイドルのためのアイドルなのではないか??

 

 

アンジュルムリーダー和田彩花さんの至言にあるように『グループ活動とは個人それぞれの人生をある程度否定すること』だ。

彼女たちが彼女たちの人生を生きることをどうしてオタク(ファン)が否定できるだろうか。

 

 

 

 

では、この焦りは何なのか。

結局のところ自分の【思い】の行き先が無くなることへの苛立ちに他ならないのではないか。

「あんなに応援してたのに」「まだまだこれからだったのに」...

 

 

どうやったってオタクは『好き』を伝えるしかできないし、それが役目でもある。

『好き』を示すために同じCDを箱で買って周りに布教したり、多くの現場に行って大声出してキンブレ振り回したり、握手しに遠征したりする。

最近はLive配信なんかでハートひとつ送るだけで『好き』と言える。

 

各々のオタクが出来得る方法でできる限りの『好き』を叫んでいる。

 

アイドルがアイドルでなくなることで、オタクは『好き』を吐き出す対象が無くなってしまう。

 彼女がアイドルという輝かしい舞台から降りることよりも、自分が『好き』を伝える相手がいなくなる方が辛くて、だからこんなにも卒業を悔やんでいるのではないか。

 

こんなことを一日ずっと考えていた。

 これまたなんと身勝手な焦り、という感しかない

 

どんなに言い逃れしたって、

彼女たちがアイドルを夢見ていようが何だろうがオタクは全くアイドルを消費ししていないとは言い切れないし、たまに『普通の高校生みたいなことはできなかったけど』なんて言葉を聞くたびに胸がぎゅっと締め付けられるようになる。

 

彼女たちにはいかなる時も幸せであってほしいし、やりたいようにしてほしい。

この言葉に嘘はないけど、大前提として、彼女らがアイドルであることを求めている。

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁ~~~~オタクって業の深いやつだなあ